不動産投資【資格ってそもそも何なのか。僕は不動産の資格持ってないけれども不自由なく投資している】

不動産投資 資格って何なのか

僕、投資以外の仕事で資格の本書いています。もう著作も20冊を超えました。ありがたいことに売れました。この資格本のお陰で読者が僕を訪ねてきたり。中には僕を結婚式に招待してくださる読者もいたり。今ではface bookでのお友達ですが。

また別の読者の何人かは縁があり僕が経営する会社で一緒に仕事をする仲になりました。会社の幹部になったり、今は独立されて事業をされていたり。僕に取っては資格というより資格の本を書いたことがきっかけで視野が広がりました。人脈も増えました。いろいろな処からお声が掛かったりしました。

知識を求める為の資格取得は大賛成です。しかしまず資格ありきはなんとなく賛成出来かねます。資格さえ取れば、資格があればより豊かな生活が出来ると勘違いされている方も多々見受けられました。

不動産関係の資格では宅地建物取引士があります。街なかの不動産屋さんの多くは賃貸仲介業者です。中には売買仲介業者もいます。彼らは全員資格保持者です。なぜなら法律で資格保持を義務付けられているから。

で、資格保持して10年、20年選手もおられます。しかし彼らは不動産投資をしているかと言いますと、殆どしていません。資格保持と投資判断とはまったく違うものです。

資格持っていて不利益は当然ありませんが、利益もそんなにないように思います。最低限の知識は身に付くでしょうが、それ以上のものはないように感じます。

で、どうなるの

資格を取得して不動産業者になるのなら、資格取得する意味もあるとは思います。不動産業者と不動産投資家とは似ているようでまったく別の仕事です。

しかし不動産投資をする者は投資判断が出来るか否か。これだけです。資格があるから投資判断出来るかというと違うようにも思います。

で、ここまで書いてそもそも資格って何って考えます

資格は兵隊に取っての武器ではないかというのが僕の結論です。資格は兵隊の武器です。戦場で血を流すのも兵隊です。怪我をするのも兵隊。では誰の為の兵隊なのか。当然兵隊の為の兵隊ではないように思います。

兵隊は大将の為の兵隊ではないか。大将の為に武器を使い、身体を使い、命の危険を顧みず戦場で戦う。これを資格に当てはめると、大将に値するのが仕事の発注者です。で、資格保持者は発注者のお抱えの兵隊です。責任を取るのも資格保持者です。発注者の為に時間をつくり、不動産売買なら資料を集め契約書を作成し、仲介します。これはこれで大切な仕事です。この兵隊を生業にするなら、資格も必要です。

で、どうしたの

単純に不動産投資をするのには資格はまったく必要ありません。逆に不動産投資をする僕たちは資格保持者に対して如何にに仕事を依頼するかに掛かってくるようにも感じます。

具体的にはそれぞれ不動産投資をする僕たちの欲する不動産のイメージを資格保持者に正確に伝える。そしてそのイメージに近い不動産物件を探してきてもらう。必要ならその不動産に金融する銀行なども紹介依頼する。

この不動産が気にいれば、その資格保持者に対してこちらの指値や買付の条件などを伝える。で、条件が合えば買付を入れる。契約する。最終的に決済する。

これらの買付契約決済までの一連の流れの中で資格保持者のする仕事は莫大で最重要です。資格を取得してなおかつ、これらの仕事をする。この道のプロでないととても出来ない仕事です。

または、不動産投資をする僕達は絶えず廻りの不動産資格保持者に対して不動産の情報が手に入りやすい環境をつくり不動産情報を得る。

不動産を購入したあとは、大家さん業ですので店子の仲介もお願いせねばなりません。店子の選定や店子側の賃貸借契約条件と大家さん側の契約条件。これらをすり合わせて賃貸借契約書に落とし込む。そして契約。家賃の入金管理までしてくれる資格保持者もいます。

物件が廻りだしたら今度は物件管理の仕事が待っています。自主管理されている不動産投資家もおられます。僕は資格保持者にお願いしています。

僕の場合最初は外注先として、不動産資格保持者である宅建業者に不動産管理を依頼していました。物件数が増えてきたので不動産資格保持者を自社で雇用し、今は自社の資格保持者のスタッフが不動産の管理をしてくれています。

で、どうするの

不動産投資に資格は必要ないのではないか。しかし資格があっても当然不利益はない。資格ってそもそも兵隊にとっての武器ではないか。

では、誰の為の兵隊か。それは大将の為の兵隊。資格は兵隊に取っての武器であるので大将には資格は必要ない。

では不動産投資で大将って誰ってことになります。これは当然不動産投資をする者が大将になります。ゆえに不動産投資をする者には資格は必要ないのではないか。

まとめ

資格より重要なものは資格保持者にいかに仕事してもらうこと。資格保持者に対して仕事をしてもらう環境をつくることではないかと思うのです。そして資格保持者には正確に仲介手数料などを支払うのを最優先にすべきです。ま、当たり前のこと何ですが、これらをしない人も多々います。

僕が今まで見聞きしてきた人達はまだ仕事も依頼していないのに、不動産仲介手数料値引きしてとか。会って挨拶もそこそこにいきなり良い条件の不動産探してきてとか。まだ信頼関係も出来ていないのに自分の兵隊やパシリのように資格保持者を使おうとするとか。

仕事が終わってから仲介手数料を値切るとか。支払わないとか。横で見てても冷や冷やします。このような投資家は投資家の端くれにも置けない人です。近いうちにこらの人たちは投資の世界からいなくなりますね。