不動産投資【スーモとか不動産検索サイトは使えます】

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

不動産投資 不動産検索サイト スーモ

これは使えます。

古い話ですが、僕が不動産投資始めた頃はネットもなく当然不動産検索サイトもなく、あるのは近所の不動産屋さんだけでした。

不動産の情報を集めるにもこの不動産屋さんの親父さんに話を聞かないと何も始まりませんでした。港湾商事の平田さんです。

古い話ですから僕が20歳ぐらいに平田さんはもう60歳を超えていたと思います。話の内容が第二次世界大戦での中国大陸での武勇伝とか。敵から必死の思いで逃げた話とか。上官の言うことを聞くと命がないので言うこと聞かなかったとか。

これらの話も興味があったのですが、僕が欲しいのは不動産の情報です。平田さんは酒も嗜み、タバコはチェーンスモーカーです。いつも利き手を煙草のヤニで黄色くなっていました。

で、どうなるの

事務所には応接室があり、ソファがあり小さなテーブルがありました。そこで平田さんは客人と囲碁か将棋です。僕が訪ねると必ず誰かと将棋指していました。

僕はその将棋や囲碁の合間に、不動産の情報を聞くのです。最初は何を聞いて良いかも分からずでした。平田さんと将棋を指している客人はどんな素性の人かも分かりませんから、言葉を発するのに気を使った記憶があります。

で、どうしたの

僕が一番最初に平田さんに聞いたのは、家賃相場でした。この周辺の賃貸物件の家賃を聞いたのです。と言うのは、中古の小さなビルを購入しないかとの話が平田さんからありました。

この小さなビルは3階建てで1階あたり25坪ぐらいの広さでした。ビル1棟ごとの事務所ビルでした。このビルをこのまま事務所として賃貸するには少し無理があると感じました。

なぜなら、周辺はオフィス街ではないですしビル1棟まるまる借りてくれる店子は僕イメージ出来なかったのです。かと言うて、1階ごとに1つの会社が借りてくれるとも思えなかったのです。

で、僕が考えたのはこの事務所ビルを改装して共同住宅になりはしないか。もし共同住宅になり得るのであればどのような間取りが良いのか。家賃相場はどれぐらいなのか。採算が合うのか。

質問すること満載です。このような問いを僕は煙草の煙るいつも将棋をさしている平田さんに何度も聞きに行きました。

結論は、ワンルームは店子がつきにくい。ついたとしても家賃集金の自信がないとか言われました。その頃は銀行送金とか家賃保証会社なんてなかったのです。家賃は平田さんが手集金で集めてくるのです。月末には札束が僕の元に平田さんから届くのです。

で、2LDKになりました。狭いながらも楽しい我が家なんて歌があるとのこと。ターゲットは新婚さんでした。大阪市内には新婚さん対象の家賃補助がありました。その月額2.9000円。新婚さんの定義は夫婦どちらかが40歳まででした。

元々のこの小さな3階建てのビルの情報元も平田さんです。感覚的には広く情報を集めてその中で僕の意思で取捨選択するなんてことはまったくなく、少ない情報でその中から選ぶって感じでした。

で、どうするの

スーモなんですが。素晴らし過ぎます。不動産の情報が一瞬で手に入ります。平田さんから得る煙草の煙まみれの情報を経験した僕としてはもう天にも登る感動があります。

スマホかパソコン1台あれば物件情報から家賃相場、周辺の状況に周辺家賃、競合なども検索できます。例えば欲しい物件を見つけることからスーモは使えます。

欲しい物件を見つけた。果たしてこの物件の店子はどれぐらいの家賃で入居しているのか。今度はこの欲しい物件の周辺家賃相場を一瞬で調べることができます。

おそらく皆はスーモが存在するのが当たり前過ぎるのでしょう。スーモがある日常は当然な感じがしていると思います。

平田さんの時代に僕だけスーモを使えると仮定するとすごい道具を持った感じになるとは思います。しかし現在は僕も僕以外もスーモを使っています。

とするなら、スーモには使い方があるのではないか。僕の使い方は定点観測です。この定点観測がスーモを使う最大の利点ではないかとも思います。

まとめ

例えば欲しい物件がある。興味のある物件を見つけた。ここまではよくある話です。価格を確認する。欲しいけれども想定する予算には合わないなぁ。こんなこと皆経験していると思うのです。

この興味のある物件を数十とかをチェックしておくのです。例えば毎週月曜日にこのチェックした興味のある物件の価格や売却条件を定点観測するのです。

これを根気よくいつ終わるとか考えずに定点観測を自分の仕事であると割り切るぐらいに行うのです。するとね。あるのですよ。売却条件が変わることが。つまり価格が安くなるのです。

ここからが想像なのですが、なぜ不動産の価格を売主は下げたのか。売主は何か事情があって売り急いでいるのではないか。とするなら、指値をしても通るのではないか。つまり僕の思惑の不動産価格で買い付けを入れても売主がオッケーを出すのではないか。

こんな感じにスーモとか不動産の検索サイトを使うのが善手と思います。もっと良い使い方している人いるのかなぁ。スーモは使えます。