こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。
不動産投資 失敗の原因
残念なこと記載します。未来の予測なんて出来ないのではないか。評論家とかコメンテイターとか不動産の営業マンなんかはさも未来が分かるような事言う。
これ本当か。未来は予測出来るのか。未来が予測出来れば世界中全員が成功者になるし、貧しい人いなくなるように思います。
戦争にしても、株式投資にしても、為替にしても、未来は予測できないから皆悩んでいるようにも思います。後出しジャンケンは誰でも出来ます。
不動産投資に限っても未来は予測できません。ただ、あえて未来を語るとするなら現在の延長線上に未来はあります。未来はこうなれば良いなぁとか自分自身の夢や願いや希望はあります。
で、どうなるの
どうやら、不動産投資の失敗の原因は未来の予測と自分の夢や希望がごっちゃになっている感じがします。僕の廻りにも不動産投資でうまくいかない人は皆、未来の予測と自分の夢と希望が同化しています。
どういう訳か人間の性なのか大きなお金を出して不動産を購入するような人は、この傾向が強い感じがします。これも僕の廻りであったことなのですが、土地値や建築費が上がってる。だから今不動産買うべきなんだと言うて不動産投資をした知人は破綻しました。
戦後日本の土地値は値下がりしたことない、だから土地を買うべきだと言うて不動産投資した人も破綻しました。これも冷静になれば、不動産を購入する時期は経済全体の中でどのような位置づけであるかは分かると思うのです。
これとて、未来を予測している訳ではなく、今の土地値や経済全体から観察して分析するとだいたい答えは出るような気がします。しかし信念のように土地値は上がるべきであると信じている人はこれが呪縛になって冷静さを欠くようにも思うのです。
この呪縛や自分自身の夢や希望や願望があるから、今採算が合わなくても未来には利益が出るとかの発想や思想や行動になるように思うのです。
ひとい人になると、計算上ローン返済期間まるごと資金ショートしている人も平気でいます。損益計算上ももちろん赤字。しかしローン残債がなくなれば年金代わりになるとかならないとか。こんなの嘘ですからね。
ローン残債終わって年金代わりではなく。ローン返済中にも手元資金を得ることが出来るのがが本当の不動産投資です。このローン返済中の手元資金を積み上げるのです。
するとね。普通に働く何倍もの手元資金になるのです。そしてその手元資金を元にまた不動産投資をする。そしてまた手元資金を積み上げる。この繰り返しが不動産投資の王道です。
王道の一番最初は、借りた金で不動産投資をして、借りた金を家賃収入から返済中に手元資金を増やすことです。これ絶対条件です。
ここで躓くと一生躓きます。僕の知人も最初に投資した不動産投資で借りた金が最後まで足を引っ張り、30年ぐらい苦しんでいました。最後はこらえ切れずに破産。20歳代後半に不動産投資をして50歳を過ぎても苦しんでいましたよ。これも最初の不動産で未来を予測したから破綻したと僕は思います。
未来は予測できないものと最初から割り切ればこのような判断の失敗はないように思います。
で、どうしたの
僕は必ず、未来の予測や予想をするのではなく、今採算が合っているのか。今借りた金で不動産を購入して家賃収入で借りた金を返済して手元資金が残るのか。残った手元資金で固定資産税や都市計画税、管理費や修繕費は賄えるのか。火災保険料は支払えるのか。これらを支払ってまだ手元に資金が残るのかを検証します。
未来を予測するのではなく、今現在を検証や計算するのですからそんなに難しくはありません。目で見えるものが全てです。ここに僕の夢や希望を入れません。ただ単純に起きていることを観察する。事象を観察する。
で、この事象を観察した結果を数字に置き換える。採算が合う不動産だけを選択する。こんな感じで不動産投資判断しています。
で、どうするの
不動産投資をしようと志した。不動産投資を他人から勧められた。不動産投資を不動産屋から営業された。知人が不動産投資をしているので、不動産投資を自分自身でもしてみようと思った。
不動産投資をするきっかけはそれぞれです。しかし必ず、どんな甘い言葉で誘惑されても、自分自身の未来予測が絶対に正しいと思っても、今現在その購入しようとする不動産が採算が合っているかどうかを見てください。見ると言うより確認してください。確認だけですからそんなに難しいことではありません。
固定概念と今までの経験や、未来は予測出来ると言う頭の良さはしばらく横に置いておく。そして目の前にある不動産の収支だけを観察確認する。
これで採算が合わない不動産であれば未来ももっと採算が合わないと判断すべきです。
まとめ
未来は予測不能と先ずは考えることからスタートすると不動産投資の失敗は相当減ると思うのです。失敗の原因は未来を予測した事ですからね。