こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。
不動産投資 失敗 相談
僕は10代の後半から仕事めいたことしていたので、早い時期から友人や先輩後輩の仲間から仕事のことで相談を受けることが多くありました。
例えば金ってどうして借りたら良いのかとか。社員を雇用するにはどうしたら良いのかとか。不動産を借りるには何が必要なのかとか。
これらの相談は前向きで素晴らしいのです。しかし後ろ向きな相談もあります。前や後ろっていうのは事業家の意識の問題であるとこの時に知りました。
借りた金返せないという相談だけをとりますと、後ろ向きな相談に見受けられます。しかしこの借りた金を返せない現実をいろいろ考えることによって、会社の中を整理したり、経費削減したり、売り上げを確保したり、結果的に相談前よりも良い会社になることも多々あります。
ゆえに、借りた金返せない現象を前向きに捉えて改善できます。そして借りた金返せるようになります。
これらの相談の中で、残念に思うのが相談者を選ぶ基準です。別の僕が相談者として適しているとはまったく思いません。
しかし、相談してはいけない人も現実にいることも確かです。例えば、不動産投資で最大の失敗は資金ショートでしょう。
資金ショートの後、借りた金を返済できなくなります。
で、どうなるの
この段階で、税理士の先生の処に駆け込んでも税理士の先生も手の打ちようがありません。さっさと破産しなさいぐらしかアドバイスのしようがないのではと僕は思います。
税理士の先生から紹介された弁護士の先生に相談に行ってもおそらく答えは同じでしょう。
法人での事業では、おそらく金を借りるのに、事業主の個人保証しているでしょうからこの場合の破産とは、法人で破産してなおかつ個人でも破産する感じになります。
で、どうしたの
このような状況になる前に、金を借りると同時に、借りた金を返せなくなったらどのようになるかを観察しておくことです。
観察対象者が近くにいない場合は、昨今ではネットでそれらの事例を見つけることが出来ます。通常では金を返せなくなれば不動産投資の場合、抵当権設定されている不動産は事前に金を借りている金融機関が抵当権設定を外してくれなければ売買できません。普通はこの状態で手持不動産は競売になります。同時期に破産。
で、どうするの
ここからなんですが、場合によれば競売を避けて任意売却に持ち込めるかもしれません。任意売却を得意とする不動産業者もいます。
もし任意売却出来るとするなら、処理する時間も短縮できますし、競売よりも高く売却できる可能性もあります。のぞみは薄いのですが破産を避けることが出来るかもしれません。
まとめ
不動産投資で失敗と気がつく前に、万が一失敗したときの対処の方策を想像しておくことが最善手だと僕は思います。例えば今回の事例でしたら任意売却するならどのような人に声を掛けるか、相談するかを専門家に聞いておくぐらいの慎重さが必要だと思います。相談してはいけない人は、資金ショートを起こした事業家の弱みにつけ込んでくるような人です。こればかりは、普段の生活の中で模索しておくしか方策はないのではと思います。