こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。
不動産投資 めんどくさい
廻りを観察すればするほど、めんどくさいもの程参入障壁があるように思います。なぜならめんどくさいから。
この目線で豊かさとの相関を考えます。仕事も誰にでも出来そうな単純労働よりも多少めんどくさい仕事の方が待遇良いように観察できます。
よく大人が手に職をつけなさいとかいうやつです。僕も例外ではなく、僕事業をすると高校生のときに僕の親父にいうてみました。
するとね、親父曰く事業は相当リスクがある。危険である。将来何があるのか分からない。飯が食えなくなる可能性もある。事業家でたいへんな思いをしている人も見かける。
ゆえに、お前は手に職をつけなさいと親父から指導を受けました。もし事業家として破綻しても手に職がある限り、最低限の飯は食える。
同時期に作家遠藤周作のエッセイを読んでいました。古い話ですがコーヒーの宣伝で、ネスカフェの違いが分かる男遠藤周作としてテレビコマーシャルに出ていました。
遠藤周作の作品は小説もエッセイも読みました。小説よりもエッセイが抜群に面白い。気どった銀座のママにうんこを贈った話とか。あほなことしか書いてないようなエッセイです。反面小説は真面目路線です。宗教的な話が多かった記憶があります。ギャップがありすぎてよりエッセイが面白く感じました。
その中で、遠藤周作の息子さんの話が載っていました。将来社会に出て辛いこともあるであろう。我を通さなければならないこともあるであろう。会社勤めをする限り、会社を辞めると飯が食えなくなる。その為に世界中でどこでも飯が食える資格はないかと。結論は理容師の資格を在学中に取らせたとのこと。
遠藤周作の本には、僕の親父と同じようなこと書いてるなぁと思いました。僕は素直に親父のいう通り、手に食をつけることにしました。いろいろ探しました。手に職というても資格というても高校生の僕に取れる資格って何ってことになります。高校在学中ですから、受験資格は中卒になります。
僕は港湾地域に住んでいたので廻りには職人さんやガテン系の人ばかりでした。当然僕も知識も経験もないので資格というて、すぐに思いつくものを記載してみました。
- 自動車運転免許
- フォークリフト免許
- はい作業主任者
- 木工主任者
- 玉掛作業者
- 天井クレーン作業者
- 有機物取扱主任者
すべて中卒で受験できます。僕の廻りの高校の同級生はデートしたりクラブ活動したりしてました。僕はそれらを横目でみて、この資格全部とりました。今でもフォークリフトぐらいなら上手に運転出来ると思います。
結局これらの手に職をつけること=めんどくさいとなります。なるほどめんどくさいかったです。時間は取られるし、簡単な資格とはいえそれなりに最低限のことは覚えなければなりません。
しかし今でもこれらの資格保持者は単純労働するよりも少しは豊かに暮らせそうです。
今は、仕事=労働の話をしましたが、投資も同じで少しばかりめんどくさいぐらいの方が参入障壁がある分、ライバルが少なく豊かに暮らせます。
で、どうなるの
余談です。先の遠藤周作の息子さんの話です。結局社会に出て理容師免許を使うことになったのか否かを調べたくて検索してみました。なんとフジテレビの社長になっていました。
結局ありがたいことに僕はこれらの資格を使う仕事には就きませんでした。なぜなら事業で飯が食えているからです。
で、どうしたの
事業と並行して不動産投資にめぐりあいました。少しめんどくさい不動産投資を選びました。
めんどうくさい分、誰もがこの業界に入ってきません。ここ肝やと思うのです。誰もが英語をしゃべることが出来ると通訳という仕事は成り立ちません。英語の教師も職にあぶれます。
不動産投資もめんどうくさい分、殆どの人は躊躇します。不動産というこの世にひとつのものを扱っていますから参入者が多くなると値段が上がります。これは1990年代のバブル経済の地価を見ても明らかです。このときは銀行はいけいけどんどんでした。あほでもばかにでも金を貸してくれました。不動産投資への参入障壁が低い時代でした。ゆえに地価が爆上がりました。
で、どうするの
不動産投資に限らず何かをしようとすると誰でもできることではなく、少しめんどくさいぐらいのものを選ぶのが善手だと僕は思います。
投資でいえば不動産投資がこのめんどくさい投資に当たります。物件を選ぶのもめんどくさいです。金融機関から融資を引き出すのもめんどくさいです。不動産を得て、これらを管理するのもめんどくさいです。最後にこれらを転売するのはめんどくさい以上に難しいです。
まとめ
不動産投資に限らず、何かをはじめるときは少しめんどくさいぐらいのものが丁度良いように僕は思います。ゆえにこのめんどくさい処にお宝があります。これ実感です。