不動産投資 火災保険【地震保険 東日本大震災直後に僕保険鑑定人として現地に入りました。大変な状況でした】

どうされましたか

東日本大震災は保険からみてどうでしたか。

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

たまたま縁を頂いて僕東日本大震災直後に保険鑑定人として現地に入りました。

不動産投資 火災保険 地震保険 東日本大震災 保険鑑定人

たまたま僕建築のこと少し分かるので保険会社を通じて東日本大震災の現場に保険鑑定人として行ってくれないかと依頼を受けました。僕だけではなく僕の仲間にも声かけてくださいとも依頼受けました。で、僕が仲間2連れて計3名で現地に行きました。

細かい話ですが、往復の交通費と宿泊費用などはすべて保険会社が用意してくれました。僕は受け取ったチケットをたどり現地に行くだけ。ま、仲間との旅なのでいろいろ話をしながら電車で現地に入りました。

筑波で下車しました。筑波に保険会社の東日本大震災の保険の対策本部を設置したらしいのです。ここに行けとの指示でしたので伺いました。何だか保険会社の人たちがばたばたしてて如何にも大変な現場やなぁって感じでした。それはそうですよね。地域によればその街全部なくなったのですからね。

で、そこで保険鑑定の研修を受けました。なるほどと思うこともありました。意外に知らない気付きもありました。その日は終了で現地に移動しました。指定されたホテルに宿泊。次の日の朝はホテルまでタクシーが迎えに来るとのこと。これは鑑定人ひとりに付きタクシー1台。このタクシーで被災した建築物を廻るのです。そして鑑定するのです。別にノルマは設定されていませんでした。後から行った部隊はノルマ設定されたと聞きました。のんびりしたもので午前中2件で午後から2件で仕事終了です。

で、初日ホテルのロビーでタクシー待ってました。来ません。タクシーらしきものは走っていませんでした。おかしいなぁとホテルの外に出ました。ホテルの前には大きな観光バスが3台ちょうど停まった処でした。タクシーいません。どうしようかなぁと思ってたら観光バスの運転手さんが降りて来られて、大賀さんですか。あれれ。

バスの運転手さん タクシー手配出来ませんでしたのでバス出来ました。

僕 あは

で、バスで現地にいきました。大きな観光バス3台は僕ら3人の為に3台です。

ひとり1台づつ観光バスに乗りました

運転手さんひとりに僕ひとり。当然大型バスですので幹線道路以外は入れません通れません。で、最初の目的地に付近では幹線道路にバスを駐車してもらい。僕はそこから現場まで歩いて行きました。最初の2,3件で要領をつかみました。

昼ごはん食べる処もないので弁当屋さんかコンビニで開いている処を探し、2つ買いバスの運転手さんとこの観光バスの中で仲良く食べるのが日課になりました。

で、どうなるの

肝心の保険鑑定はそんなに難しくなく、書面に沿って鑑定するだけです。特に地震保険ですからその頃は、半壊か全壊だけのジャッジで良かったのです。今はもう少し細分化されていますが。

で、どうしたの

で、僕は地震保険のこと知っていますから、全壊で火災保険額の50%。半壊では5%しか保険でません。半壊と鑑定されない場合はゼロです。

もし半壊と鑑定されても5%ですから。これはもう、出来る限り全壊になるようにイメージして鑑定しました。で、僕が鑑定したのは殆ど全壊になりました。凄く喜ばれました。

で、どうするの

ま、ブログ読者が鑑定人として被災地に行くことはないでしょうが、もし被災されたら出来る限り早く保険会社に連絡してみてくださいね。震災の直後は保険どころではないかもしれませんが、大震災であればあるほど、後なると保険適応が遅くなります。出来るだけ早くお願いします。

まとめ

大震災でも火災保険と言いたい処ですが、火災保険では対応していません。これは地震保険です。地震保険に入る条件はまずは火災保険に入らないといけません。その上で地震保険に入るか入らないか。地震保険でも家財保険に入るか否か。これらの選択をしなくてはなりません。

で、ここから少し残念なのですが火災保険で入った保険金額が地震保険にも適用されるのです。つまり火災保険と地震保険の保険金額は同一。で、残念なこに保険金額は同一なのですが地震により不動産が全壊した場合その保険金額の50%しか支払われないのです。具体的には火災保険補償額が2000万円の場合。火事で全焼した場合は保険金額満額の2000万円支払われます。これが地震で全壊した場合、2000万円の50%の1000万円しか支払われないのです。

保険鑑定人として現地を経験した僕の感想は、意外に保険会社の人達は保険を被災者に早く支払うことに意識されていました。感激しました。すべては被災者の為にという感じでした。

内部リンク 消費税還付

内部リンク 不動産投資 火災保険 事例

外部リンク 保険比較サイト