すべては観察から始まる。
不動産投資 仲介手数料
結論として、仲介手数料は不動産投資の肝です。
仕事がらいろいろな人と知り合います。数年前に弁護士の先生と知り合いました。独立されて弁護士事務所を経営されておられるとのこと。
僕が事業経営をしていると知ると興味を持たれたみたいです。僕が事業経営というても難しいことはまったくしてなくて、目的を持ち社員を雇用しているだけです。当然事業経営ですから経費節減とか何やら難しいこともあります。
しかし経費節減も必要な経費は当然支払うべきです。節減できる経費と節減できない経費あります。
この弁護士の先生の話では盛和塾というてあの京セラの稲盛和夫氏の経営哲学を学ぶ塾の塾生らしいです。しばらく話を聞いていますと、稲盛和夫氏の素晴らしさを僕に語ってくれていました。
僕は新聞紙面や本では稲盛和夫氏のことは知っていましたが、リアルで稲盛和夫氏にお会いしたこともないし、稲盛和夫氏に会ったことのある人とも出会ったことがなかったので、話の内容は新鮮でした。
で、稲盛和夫氏いわく営業利益率は10%必要とのこと。経費節減は重要とのこと。なるほど僕もそう思いました。
で、どうなるの
何やら話の流れで、この弁護士の先生と不動産の話になりました。弁護士の先生、不動産を探している。大賀さん不動産ってどうして探すのですからと問われました。
今住んでいる地域で不動産をさがしてるみないでした。それなら僕がいつもしている方法をお伝えしました。新聞の折込チラシが一番ですよ。これ意外に良い感じですよ。ちょっと長いスパンで新聞折り込みチラシみてくだされとお伝えしました。
そして気にいった物件が見つかれば、その折り込みチラシに書いてある不動産屋さんに連絡して、仲介してもらったら良いですよと伝えました。
するとですね。この弁護士の先生、その折り込みチラシで不動産探すの大賀さんがしてくださいと僕に依頼されました。そして不動産の仲介手数料安くしてくださいとお願いされました。
僕の心の声はですね。僕、何もまだ仕事してないし。ましてや人の不動産探す仕事を請け負った訳でもないし。ましてやまだ仕事していない仲介手数料に関して手数料安くしろとはこの弁護士の先生あほなんやろなぁと僕思いました。
弁護士の先生の言い分は、盛和塾で経費節減を習ったから、仲介手数料も経費なので手数料安くしてくれとのこと。これは本末転倒で稲盛和夫さん泣いてるでぇと思いました。
日本では最高に難しい資格とされている司法試験に合格してこの理解力とはあきれました。経営する以前の問題だと僕は思いました。
僕は不動産会社を経営しているけれども僕が不動産を探す訳ではありません。僕の会社の社員や外部の不動産会社に依頼して探してもらうのです。
この場合の肝はいかに外部の不動産会社を含む協力してくれる会社や人に仲介手数料をお支払いするかに掛かっています。僕らは仕事で不動産を触っているので、これ一度きりではなく日常的に不動産を探しています。
同業者に対して、日常的に不動産を探している会社との認識を持たれています。探してくれた不動産会社に対して僕らが唯一出来ることは正確に仲介手数料を支払うことだけです。
ここに皆、やり甲斐と成果を求めているように僕は思います。
で、この弁護士の先生は当たり前ですが、誰にも相手にされなくなります。当然こんなあほな人には誰も情報を持ってくるはずはなく、不動産は手にできないでしょう。
で、どうしたの
先日の僕の話を少し。
どうしても僕が今住んでいる地域の近所にもうひとつ不動産が必要になりました。僕が個人的に使う予定の不動産です。この時点では僕は不動産を探している消費者と同じです。
で、新聞折り込みチラシをみてみると、ありました。近所に。価格も手頃でこれは良いなぁと思いました。さっそくこのチラシの主の不動産屋さんに電話してみました。
この新聞折り込みチラシに記載されていた不動産の前でチラシ主の不動産屋さんと待ち合わせしました。
僕、どうしてもこの不動産仲介してほしいことを伝えました。
不動産屋さんが僕の素性を当然知りたがります。例えば支払いは現金でするのか。銀行融資なのかとか。この不動産の用途は何かとか。僕がどんなヤツなのかとか。
ここで僕嘘つくのも嫌やし、隠しても仕方がないので同業者の不動産屋ですよとお伝えしました。
ここからなんですが、
同業者というだけで仲介手数料を安くしろとか言う不動産屋さんいるのですよ。この不動産屋さんにいらぬ気を使わせないようにするために、仲介手数料は満額お支払いします。他に何か費用がかかるようでしたら、ご遠慮無く言うてくださいと伝えました。
で、スムーズにことが運び、僕の不動産になりました。不動産の仲介業者は不動産を仲介するために目には見えない苦労をされています。ほとんどの不動産は、素人の不動産所有者が手持ち不動産を売る意志を持って不動産仲介業者の手によって世に出ているのです。
ゆえに不動産を売却したことない人が不動産を売却するのです。この理由から、不動産屋さんは、いちいち不動産所有者に説明したり、打ち合わせしたり。署名押印する為に訪問したり。役所に行って関係書類を揃えたり。いろいろ大変なのです。
で、どうするの
この大変さを認めないと、不動産仲介業者は気持ちよく仕事できません。
ゆえに不動産の仲介手数料はいついかなる時でも満額支払うようにするのがよりよい不動産を得る為の最大最高の方策です。
不動産を手にしてからの店子を探す場合も同じです。
まとめ
投資用不動産も含めて不動産を得ようとする場合は必ず不動産屋さんに仲介手数料を満額支払うこと。この姿勢でいる限り必ずより良い不動産が手に入る可能性が増します。
賃貸の仲介手数料も同じです。店子を探してもらうときにくれぐれも仲介をお願いする不動産屋さんに最大の配慮をしてください。