大賀 信幸 
こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。
不動産投資 不動産屋
意外や不動産屋さんは不動産投資をしていないのですよ。これ不思議でしょう。僕の感覚では、不動産屋さんの内２割ぐらいが不動産投資をされていて、８割ぐらいが不動産投資をされていない感じです。
証券会社が株式投資をしていないのは法律で禁止されているから。野村證券の社員は株式投資できないのです。不動産屋の社員や代表者は法律で不動産投資を禁止されている訳ではないのです。
では、不動産投資をしていない８割の不動産屋さんは何をしているかと言いますと、仲介をしています。不動産は仕入れて売るというよりは不動産を売りたい人と買いたい人の間に入って仲介します。で、仲介手数料を得ます。
または、賃貸の仲介です。これも貸したい人と借りたい人の間に入って仲介します。で、仲介手数料を得ます。それ以外の不動産屋さんは不動産の管理をされている場合もあります。これら仲介と管理を兼業でされている場合もあります。
で、どうなるの
ひとことで仲介というても奥が深いです。僕は不動産業界は新参者です。代々不動産業界におられる先輩達います。彼らの話を聞いていますと、努力と苦労のような人たちいます。
地主の安心を得る為にそれはもう凄まじいぐらいの町内会の世話役なんかされています。どこに行っても不動産屋さんいます。なぜ、これだけの世話役しているか僕観察してたことあります。結局不動産は高額で二物がないので、安心安全な人にしか相談を持ちかけないのです。
その相談を持ちかけられる人になる為に凄まじい努力をされています。本人は普通にしていても僕らが廻りから観察すると相当なご苦労に見えます。これら親子代々ずっと世話役されています。
地主から信頼を得て、地主の不動産の売却などの仲介に入られます。そして仲介手数料を得る仕事です。情報を得る為に身体張ってる感じがします。
で、どうしたの
彼ら仲介の不動産屋さんが得た不動産の情報を僕らは得る為に、不動産屋さんとお付き合いします。僕の欲しい不動産のイメージを不動産屋さんに伝えて、僕の欲しい不動産の情報を持ってきてもらう為です。
僕も不動産屋の看板を上げていますが、仲介にはあまり入りません。なぜなら地主とそんなに親しくないからです。話の流れで地主から不動産を預かることはあってもそれだけで生計を立ている訳ではありません。
僕ら不動産に投資する側ですから不動産屋さんから不動産の情報を得て投資不動産を購入します。購入した不動産を運用して収益を出すのが仕事です。
この運用する為にもまた仲介の不動産屋さんのお世話にならなくてはなりません。店子の仲介をお願いするのです。駅前なんかに良くある賃貸専門の不動産屋さんです。彼らがいなくては不動産投資成り立ちません。
また、運用する為に不動産の管理をお願いせねばなりません。これも不動産投資物件の管理をされている不動産屋さんにお世話になります。
不動産を購入して運用もした。いろいろ考えがあって売却する判断をした。この場合もまた仲介の不動産屋さんにお世話にならなくてはなりません。売り先を探して来てもらうのです。
仲介の不動産屋さんはこのように売り買いの情報をいつも複数件持って同業者との会合や面談、地主との面談を限りなく永遠にしている職種です。
で、どうするの
もし不動産投資を考えているのであれば、不動産屋さんに相談するよりは実際に不動産投資をされている人を探して不動産投資をされている人を観察するのが善手だと思います。
なぜなら不動産屋さんの８割は不動産投資をされていないからです。尚且この８割は不動産の仲介を専門にされています。確率的に不動産屋さんに声掛けるとこの８割に当たる確率が高いです。
彼らは仲介専門ですから、売り先を探しています。そこに相談に伺うとこれはもう相談ではなくなってしまいます。営業対象者になってしまいます。ここの処は注意してください。
まとめ
不動産投資をされようとするなら、不動産免許は必要ありません。宅地建物取引業ですね。資格としては宅地建物取引士です。国家資格です。
知識はある程度持っている方が良いのは間違いないです。しかしこれも慣れれば何となく分かってきます。物の貸し借りとか借地権とか借家法とか。いろいろありますけれども。
不動産屋さんとの付き合い方ですが、ご自分の欲する不動産のイメージを伝えて探してもらう感じが良いと思います。
しかし昨今スーモとかweb上で情報が出ているサイトがあります。これらのサイトを定点観測するのが最善手です。定点観測をすることを仕事と割り切って毎日、欲する物件を観測するのです。価格の変動とか。売買条件がかわるとか。変わるときは買い時です。毎日見ていると何か感じるものがあるものです。
不動産屋さんは意外に不動産投資をしていませんから、不動産屋さんに不動産投資を聞いても投資判断であまり意味をなさないこと多々あります。ただ、仲介に関してはさすがにプロやなぁと感心すること大ありです。適材適所です。
