不動産投資【貧乏人の定義って何】

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

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僕、30歳代の頃、世間はバブル経済崩壊から少し時間が経っていました。僕も何とかバブル経済崩壊を生き延び、これから何をしようかと思案してしました。

同時に僕は少し経済の余裕と時間の余裕ができた頃なので毎晩のように大阪ミナミで遊んでいました。ミナミの街はそれなりに得ることが多く、僕は大好きな空間です。

特に人を観察するには最適な場だと思います。定番は大阪ミナミ、道頓堀にあるサウナニュージャパンで風呂に入る。サウナニュージャパンの食事処は豪華でした。サウナであるのに食事処目当てのお客さんも多い店でした。

ここで風呂に入り、飯を食べる。で、サウナから出る。ここからが本番でミナミの街を夜間徘徊。ばかげてました。毎晩のように出歩いていました。このサウナニュージャパンは今は解体されています。

得るものもあるものでして、呑み屋のママさん曰く、ミナミの街や北新地は大人の遊園地。ゆえに入場券が必要だとのこと。ここで遊ぶには入場券代を支払える人だけが来ることが出来る場所との訓示。

なるほどと僕思いました。大人の遊園地かぁ。入場券は呑み代のことやなぁ。入場券が払える人達だけの遊び場。

入場券を払える男に僕もなったのかと自問もしました。で、廻りを見渡すとそれなりに入場券代を支払っているだけあり、皆それぞれの仕事の場で結果を出している人達でした。

ゆえに仕事の話を聞いても面白い。遊びの話はもっと面白い。皆優雅で豪華でした。バブル経済崩壊からしばらく時間が経っていたので皆修羅場を潜り抜けた猛者でした。

で、どうなるの

この場で偶然、幼稚園から中学生まで一緒の同級生と遭遇しました。数十年ぶりでした。お互い、入場券が払える幸せ感がありました。

この同級生は僕に対して、大賀も入場券支払えるようになったのか。僕もこの友人に対して、お前も入場券支払える器になったのか。

友人と僕とは中学校を卒業してから一度も会っていませんでした。どんな経歴で何をしているかさえまったく知りませんでした。

ただ、友人のご両親は仕事にあまり恵まれていないのは知っていました。相当苦労されたであろうことも想像できました。友人には妹と弟がいたのも記憶がありました。

友人はどんな環境でどのような経路を伝ってこの大人の遊園地まで来たかを知りたくなりました。友人といろいろ話をしました。話を聞きました。妹と弟の学費も全部友人が支払ったとのことでした。

友人曰く、貧乏から抜け出す為に大賀達が遊んでいるときに勉強した。予備校に通うお金もないから自宅で勉強していたとのこと。で国立大学の医学部に合格。30歳代から医院を開業。結果的に大阪ミナミの住人になりました。大人の遊園地の入場券を買える男になりました。

この凄まじい執念というのですか。僕にはとても真似出来ないと感じました。

で、どうしたの

僕はありがたいことに貧乏ではないです。学費も両親に出してもらいました。生活の不安もない青春時代でした。あほなことだけしている学生時代でした。

同じ時期にこの友人は貧乏から抜け出す為に勉強した。僕は相当衝撃でした。僕勉強はまったくしなかったけれども、どうしたら豊かに生活出来るか。労働収入以外の収入を得ることが出来るかの視点であれこれ考えていました。

友人の回答はぶらぶら遊んでいる僕たちを尻目に自宅にこもって勉強した。僕は豊かに生活する為に世間を観察していた。大人を観察していた。社会の仕組みを観察していた。

結論は、友人は医師になり僕は不動産投資に活路を見つけた。

まったくアプローチは違いますし、取り組み方も違います。方法論も違います。しかし今は共にミナミの街で遊ぶ仲です。

で、どうするの

貧乏の定義って何ってことになります。すべては相対ではないのかなぁとも最近思います。ゼロ円のヤツは100万円のやつより貧乏です。100万円のヤツはゼロ円のヤツより金持ちです。しかし1000万円のヤツより貧乏です。

これは数字の桁をかえると無限ループしますね。ゆえに貧乏は相対評価ではないのか。

しかし僕は貧乏ではないけれども豊かに暮らすにはどうするかで不動産投資を見つけた。どうやら貧乏は貧乏を抜け出すモチベーションになるように思います。

まとめ

貧乏は相対評価でしょう。何に比べて貧乏なのか。何に比べて金持ちなのか。こんな比べっこしても仕方がないです。

それよりも、目標を定めて目標に向かって進む方が相当現実的であると思います。友人は貧乏を抜け出す為に遊んでいる僕らを尻目に自宅にこもって勉強した。予備校に通う金もないので自宅で勉強した。浪人もして国立大学の医学部に入学。そして今は医院を開業。同時期に僕は豊かに暮らすにはどうしたら良いかを思案した。大人を、世間を、仕事を観察した。結論は不動産投資に活路を見つけた。

共に豊かに暮らすにはどうしたら良いのかの答えのひとつだと思うのです。しかしこの答えだけが正解ではないとも思います。それぞが見つけた目標に向かうことが正解のようにも思います。