こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。
不動産投資 節税 失敗
僕思うに、経費を使ったら節税になるとかいうてる経営者います。なるほど支払う税金は少なくなりますが、手元に残るお金も同時に少なくなります。僕、この時点で節税は失敗ではないかと思うのです。
しかし極端な場合、一切の経費を使わず税務申告すると支払う税金は多くなりますが、同時に手元に残るお金も多くなります。これ、節税としては成功ですか。
僕個人的にものつくりが大好きなんですが、仕事ではなく、生活のことも考えず自身の納得出来るものを納得出来るまでつくり込むとします。
時間を掛けて、やり直しを繰り返し数年かかって完成すると仮定します。
この完成したものは自身の納得の産物であり、ここに矛盾は生じません。もし矛盾や気にいらない処があれば再度やり直せば良いのですから。
ものつくりと表現しましたが、文章でも絵でも同じで仕事や予算や生活のことを一切考えないのであれば多くの時間をさき、納得出来るまで何度も推敲できます。
ここがものづくりの素晴らしい処だと思います。これがものつくりではないものではどうでしょう。必ず勝ち負けがあります。勝ち負けといわずに損得と表わせるかもしれません。
例えば野球の試合、味方がチャンスということは、敵はピンチです。ものつくりも生活や予算を考えてものをつくる場合は、勝ち負けとか損とか得とかの話になります。
同じ予算やから、ものつくりに手間をかけるのは損やとか。損得関係なしに納得するまでものつくりにを行うと生活できなくなるかもしれません。
ここ、盾と矛といえばそうなんですが、もうちょっと感覚が違う表現はないのかなぁなんて思います。矛盾という言葉では表現しきれない感じがします。
話を節税に戻すと正にこんな感覚を僕は持っています。
で、どうなるの
理想は、勝ち負け無く仕事が出来たら良い。理想は不動産投資を効率良く出来たら良い。理想はものつくりのように自身の好きなものを好きなだけつくれるようになれば良い。
こんなイメージで税務を観た場合どうでしょう。
具体的には、昔の人が良くいうておられた利益は明日への再投資です。
再投資するには利益が必要です。利益を利益としているとこの利益に税金がかかります。かというて利益を出さなく細工のようなことをすると、税金の支払額は少なくなるでしょうが、手元のお金も少なくなります。なんだか健全ではありません。
で、どうしたの
不動産投資の場合は、減価償却費が大きいので、利益が出ると、または利益が出そうになると次の不動産に投資することが、利益は明日への再投資になるように思います。
利益は明日への再投資の循環に入りだすのが不動産投資で節税も含めての成功ではないのかなぁなんて思います。
この利益は明日への再投資の循環に入らず、刹那的に経費を使ったり散財するのは節税に限らず失敗ではないのかなぁ。
で、どうするの
不動産投資の話で少し難しく書いてしまいました。身近な例では、広告費が利益は明日への再投資に一番イメージしやすいかもしれません。
利益が出た。この利益をどうするか。利益の一部を広告費に当てる。全額経費処理できますから、この部分で節税になります。ここ大切です。同じ経費ですけれども、飲み食いの経費ではありません。効果が数字で明確に現れる経費が広告費です。
今年の利益分で来年度の顧客への営業活動が出来るのが広告費です。具体的にはネットの世界では広告費を使って将来の顧客リストを得る方策があるようです。
まとめ
不動産投資で節税を考えるとき、刹那的な経費を使うのではなく、利益は明日への再投資をするべきだと思います。利益は明日への再投資なら、理想のものつくりと同じように、勝ち負けや損得ではなく納得出来る結果になるように感じます。