不動産投資【貯金って裏腹ですよ。この塩梅が難しい】

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

不動産投資 貯金

さっきたまたま西野亮廣さんの記事を読んでいました。貯金するとものを考えなくなる。ゆえに貯金をするなと記載されていました。

この考えは僕も同感でした。かというて、不動産投資に貯金するなをそのまま当てはめるには少々無理があるように思います。

なぜなら、不動産投資は借りた金で投資ができる処が最大の武器であるからです。金を借りる必要のない投資を行う場合は、貯金はするなは正解だと思います。

例えば株式とか投資信託とか。金、銀、為替もこの中に入るかもしれません。なぜなら換金性が高いからです。損得とは別ですよ。くれぐれも。

で、どうなるの

これらの投資の比べて不動産投資は、借りた金で投資を行います。金を借りるには金融機関に信用状況を認めてもらう必要があります。

金融機関は、その認める方策として、例えば個人なら確定申告書面の提出を求めてきます。主に確定申告は1年間でどれだけこの個人は稼ぐ力があったのかという書面です。この稼ぎに対しての税金を支払います。

これらに対して、財務諸表などでは貸借対照表があります。ここの資産の部には現金とか預金とかの項目があります。

ここが、財務諸表上の貯金、貯蓄額になります。この数字が大きいほど、稼ぐ力は別にしても信用があると金融機関は判断します。

現実問題として、金融機関は預金通帳の提出を求めてくる場合もあります。現預金がどれぐらいあるか。例えば、3000万円のアパートを購入すると計画をします。当然全額金融機関が融資をしてくれると良いのですが、2500万円の融資となる場合もあります。この場合は、手元資金500万円を合計して3000万円のアパートを購入することができます。

この他に仲介手数料とか登録免許税などの支払いも発生します。これらの支払いは手元資金で行い場合も多いです。

ここに貯金や貯蓄とする手元資金が必要になります。よくオーバーローンで物件購入したとかいうのは、不動産売買価格以外にはこれらの売買に伴う経費分も含めて全額のローンのことです。

で、どうしたの

では借入金と手元資金の比率は何が最適解か。これは各投資家のセンスや判断によるとしか言いようがないです。

例えば手元資金を貯金として1000万円ある。この1000万円で融資をせずに不動産投資物件を購入することも可能です。

しかし、手元資金を使ってしまうと万が一何かトラブルがあったときには対処の選択肢が減ります。僕は可能な限り借りた金で不動産投資をすることが善手ではないかと思います。そして僕は可能な限り金を借りて不動産投資を行っています。

で、どうするの

例え手元に預金のお金があったとしても、可能であれば金融機関から不動産取得金額の多くを借り入れるのが最適解ではないかと思うのです。

理由は、手元現金こそが最大の保険であり、リスクヘッジであるからです。

まとめ

不動産投資以外の投資では手元資金は必要ないかもしれません。しかし不動産投資に限っては借りた金で投資をする必要性から、どうしても金融機関への信用を得る為に貯蓄は必要だと考えます。しかし手元現金が多すぎても投資効率が低くなるようにも思います。借入金と手元現金の比率も投資家のセンスや個性が出る最大だと思います。