不動産投資【方法って意外に簡単です。これは100メートル走と同じ感じかなぁ】

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

不動産投資 方法

陸上競技で100メートル走あります。古い話ではカール・ルイス。最近では誰かなぁ。日本選手では無理やと思われていた400メートルリレーで銀メダルをとりました。バトンリレーに創意工夫があったことを後の記事で読みました。

100メートル走は小学生でも幼稚園児でも走ることできます。80歳のお爺ちゃんも走れます。問題はその走りでメダルが取れるか否か。その走りで飯が食えるかどうか。

100メートル走は、ルールは簡単です。走り方も簡単です。しかしこれだけでは勝てないし世に出ることができません。不動産投資もルールは簡単です。仕組みも簡単です。しかしこれで飯が食えるレベルになるかどうかは、それぞれ投資家の裁量のようにも思います。

で、どうなるの

不動産投資の方法は、不動産の何らかの地権者になって家賃収入を得ます。なおかつ、この不動産の何らかの地権者の権利を売却して売却益を得るだけです。

方法は、上記した以上のものはありません。

僕は売却のタイミングがどうしても分からないので売却することは考えていません。これでも何とかなるのが不動産投資の面白い処です。

問題はこの簡単な仕組みや方法を自身の置かれている経済状況とか社会状況にいかに合致させるかと思うのです。

例えば、今1000万円の現金を所有している80歳のお爺ちゃんがいたとします。80歳では金融機関もお金を貸してはくれないと思います。これがその投資家の置かれている社会状況です。しかし今、現金で1000万円所有している。これが投資家の置かれている経済状況です。1000万円のお金を消費に使うと減ってしまいます。

年間100万円を使うと10年で底が尽きます。80歳の人が90歳でお金がなくなります。これが消費の怖い処です。投資しないことの怖い処です。

で、どうしたの

しかしこの1000万円で築古でも良いので小規模の共同住宅を購入したとします。概算では20%ぐらい利回りのある物件あります。とするなら、年間家賃収入は約200万円あります。固定資産税や都市計画税などの経費を引き算しても150万円は残るでしょう。もちろん空室リスクやその他リスクはあります。

しかし、何も投資せずに1000万円から消費に使わざるを得ないよりも、少なくとも、リスクがあっても年間150万円の収入を見込む方が良いと僕なら考えます。

年間150万円の収入を見込んでいても、いろいろリスクがあって、空室もあって年間50万円ぐらいの収入になったとしても、10年後にはゼロにはなりません。

10年後もおそらく年間50万円以上の家賃収入が見込めるでしょう。これが投資の素晴らしい処だと僕は思います。

そして10年後にもしこの不動産を売却したとしてもおそらくゼロ円にはならないでしょう。少なくとも土地代ぐらいでは売却出来ると思います。

で、どうするの

80歳で銀行借り入れできない人のことを記載しました。例えば、20歳代でお金もないし、社会経験もない、信用もまったくない若者がいたとします。これ僕ですが。

当然金融機関からの借り入れは出来ないでしょう。このまま諦めるのか。あきらめて時給800円のアルバイトで時間をお金に変えるのか。

時間をお金に変えることも否定しません。しかし、方策はあると思うのです。時間をお金に変えると時給800円は入ってくるでしょうが、一番大事な自身の時間がなくなります。こちらの方が大問題だと僕は思います。

自身の時間で旅に出るのもよし、女の子とデートするのもよし、勉強や読書するのもよし。しかし時間がないとしたいことできません。

僕の場合は、廻りを観察していました処、1000坪ぐらいの空き土地を見つけました。駅からも遠いし、工業専用地域にある不便な土地でした。

駄目で元々と思い、地主にこの土地僕に貸してくださいと頼んでみました。地主も固定資産税や都市計画税を支払わなくてはならないので非常に困っていた幸運が僕にありました。

あれこれ交渉して僕がこの土地を借りることができました。理想は借地権で借りるのが僕の権利としては相当大きな権利になりますが、そこは地主が許しませんでした。

僕が借りた条件は、一時使用賃貸借です。つまり僕に何の権利も有しない土地の賃貸借契約です。これは仕方がない。なぜなら僕にまったくの信用と社会経験がないからです。お金もないし。次に、地主にこの土地を僕が借りて、僕が転貸出来ることを条件にしました。つまり、僕が第三者に転貸できるのです。

尚且、借地権は無理でもプレハブ小屋ぐらい建てさせてくださいと地主に交渉しました。なぜなら1000坪といえば野球のグランドぐらいあります。管理小屋が必要と言うてみました。地主了解してくれました。

問題は地代です。いろいろ思考実験してみました。だいたいこの地域の土地の値段は坪当たり20万円ぐらいでした。実勢価格が20万円ですから固定資産税評価額はその7割ぐらいです。ゆえに20万円✕7割=14万円となります。これが1000坪ですから、14万円✕1000坪=1億4000万円となります。固定資産税、都市計画税は1000分の17ですから、1億4000万円に1000分の17を掛けます。1億4000万円✕17÷1000=238万円となります。

僕のまったく勝手な想像ですが、もし僕がこの土地を月間家賃100万円、年間1200万円で借りたとして、地主の手残りはこの1200万円から固定資産税、都市計画税の238万円を引かなければなりません。ゆえに、1200万円−238万円=962万円になります。手残りで1000万円を切っています。

ここ感覚の世界ですが、これでは地主は僕には賃貸しないと思いました。地主も僕のように経験も実績も信用もない奴に土地を貸す訳ですから、ある程度納得する金額でないと駄目であろうと考えました。

で、これもまったく僕の想像ですが、1500万円で僕が借りたとすると、地主は1500万円−238万円=1262万円の手残りになります。これを12ヶ月で割り算してみます。1262万円÷12ヶ月=105万円。地主の手残りは、年間でも1000万円を超え、尚且月間でも100万円を超える。

この条件を地主にぶつけてみました。すんなりと地主承諾してくれました。保証金3ヶ月分、敷金礼金なし。なおかつ僕が勝手に空いている1000坪の地主を訪ねた訳ですから仲介手数料も必要ありません。僕が地主に支払う家賃は坪当たり1250円です。月当たり125万円です。

で、この土地を誰に使ってもらうかです。丁度僕は物流関係の仕事をしていました。で、物流事業での土地の相場は坪当たり2500円であるのを観察済みでした。

これを信用もない僕が坪当たり2500円で物流事業者に貸すのは少し無理があるように思いました。で、いろいろ考えて2000円で交渉してみました。

交渉成立しました。敷金礼金ゼロで、保証金3ヶ月分としました。僕お金がなかったので、先に1ヶ月分の家賃と3ヶ月分の保証金を物流事業者から預かりました。つまり1ヶ月分の家賃200万円と保証金3ヶ月分200✕3ヶ月分=600万円。これらを合計すると800万円にもなりました。

この僕の口座に振り込まれた800万円から、地主に家賃1ヶ月分の125万円と保証金3ヶ月分の375万円を支払いました。合計500万円。

あれれ、契約した段階で僕の口座に300万円ものお金が残りました。あとは月々差額の75万円が僕の口座に残りました。僕が物流事業者から得る家賃200万円−僕が地主に支払う家賃125万円=75万円。

この状態が15年ぐらい続きました。僕、時給800円の仕事せずに済みました。合計するとこれだけで1億3500万円を得ました。75万円✕12ヶ月✕15年=1億3500万円。

まとめ

自身の社会状況と経済状況を考慮していろいろ試してみてください。信用がなくても金がなくても不動産投資は可能です。