不動産投資【月20万円の収入になるように考えてみます】

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

不動産投資 月20万円

築古の戸建て賃貸を考えてみます。なぜなら、いきなり大きな物件というても想像しにくいでしょうし。大きなお金を借りるとしても金融機関が許さないでしょう。

また、年収不動産投資だけで例えば、1000万円とか2000万円とか言い出すと話が違ってきます。どう違うって。それはこのレベルになると誰かに指示を仰ぐというよりも自分自身で得意不得意を理解した上で、得意な分野を伸ばしていくと到達する年収ではないかと思うのです。

しかし、月20万円ぐらいではそんなに大志を抱かなくても到達するようにも思います。得意不得意を論じるよりも先ずは、不動産投資をしてみると何とかなるレベルではないかとも思うのです。

その為に、想像しやすい物件として戸建て賃貸を選択しました。先ずは手元資金ですが、これがゼロの人もいるでしょうし、300万円とか500万円の人もいるでしょう。

手元資金ゼロの場合から考えてみます。いくらなんでもゼロでは普通投資は無理です。僕も相当この部分を調べてみました。

しかし不動産投資に限ってはお金を借りることが出来る可能性もあります。当然金融機関の考えにもよるでしょうが。

ここでは普通に考えて、合理的と思える数字で思考実験してみます。

まず、手持ち資金ゼロではあらゆる部分で無理があります。

しかし、昨日僕がブログにアップした例では手元資金ゼロで、不動産投資だけで、年収では900万円ぐらいになりました。これが15年ぐらい続きましたので、900万円✕15年間=1億3500万円ぐらいの収入になりました。こんな例もありますよ。参考にしてみてください。

一般論として、

毎月5万円づつ貯金します。1年で60万円になります。10年貯金します。600万円です。次に駐車場付き戸建てを仲介手数料やあれこれ経費を含めて500万円ぐらいの予算で探します。

不動産投資1年目

で、500万円で仕入れた戸建てに100万円の予算でリフォームします。合計600万円になりました。

次に、この戸建てを駐車場付き賃貸として、店子を探してみます。おそらく駐車場付きでしたら安くても7万円ぐらいにはなります。ゆえに7万円✕12ヶ月=84万円となります。

これで、不動産賃貸の経験が出来ました。年収も84万円ぐらいになりました。正確にはここから固定資産税と火災保険料を引き算しなければなりません。だいたい10万円以下で収まります。

ゆえに、不動産投資をはじめて初年度で不動産投資からの年収は70万円ぐらいになりました。

で、どうなるの

ここからが醍醐味なんです。

まず、先の例で不動産投資の実績が出来た。これ相当重要です。なおかつ、今までの年収プラス上記の不動産投資による年収の70万円を合計して確定申告します。

これで、不動産投資の実績と年収が増えた実績が出来ました。次に1000万円ぐらいの共同住宅なんかを探してみます。意外にあるものですよ。

不動産投資2年目

この1000万円の物件を全額ローンで購入することを想定してみます。仮に20年返済とします。元金返済は年額1000万円÷20年間=50万円となります。金利は2%としてみますと、年間1000万円✕2%=20万円となります。全額ローンの可能性としては、不動産投資1年目の物件の共同担保を提案するのが一番現実味あると思います。

この1000万円の物件の想定利回りを15%ぐらいとします。これも探せばあるものですよ。1000万円に対して15%ですから年間では150万円の家賃収入になります。ここから管理費用や固定資産税、都市計画税などを引き算しても100万円ぐらいは残ります。

この家賃収入100万円から上記の金利20万円と元金返済分50万円を引き算してみます。ゆえに、家賃収入からあれこれ経費を引き算した結果の100万円−金利20万円−元金返済分50万円=30万円。

この30万円に初年度の500万円で購入した戸建て賃貸の家賃収入分を足し算します。ゆえに、30万円+70万円=100万円となります。

不動産投資7年目

この状態で5年経年します。家賃収入だけでざっくり年間100万円の収入になり、これを5年間貯蓄すると500万円のお金になります。これに先の毎月5万円づつの積立分を含めると、年間60万円ですので60万円✕5年間=300万円になります。合計すると、500万円+300万円=800万円になります。

今度は2000万円ぐらいの物件を探します。表面利回りは15%ぐらいとします。手持ち資金800万円のうち、500万円を入れて残りの1500万円を借り入れします。

金利2%で20年返済とします。1500万円✕2%=30万円となります。元金返済分は、1500万円÷20年間=75万円になります。

合計しますと、金利30万円+元金返済分75万円=105万円。

家賃収入を考えてみますと、2000万円✕表面利回り15%=300万円となります。あれこれ経費を引き算しても250万円ぐらいの収入にはなります。

このあれこれ経費を引いた収入の250万円から金融返済分の105万円を引き算してみます。250万円−105万円=145万円になります。

で、どうしたの

この145万円の収入と先の収入を合計します。145万円+100万円=245万円となりました。

ここまで、不動産投資7年目で到達しました。

月20万円の収入になりました。ゆえに年収240万円。正確には元金返済分も含んでいるので利益額としてはもっと多くなります。あくまでキャッシュフローで月額20万円という考え方をしています。利益額だけならもっと簡単に到達できます。

で、どうするの

後はこれらの応用編でそれぞれ得意を伸ばすのが良いのではないかと思います。

上記の数字はあくまでも概算です。また、元金返済分は経費にはなりませんので正確にはこれらに所得税などの税金が掛かってきます。この部分は勘案してください。

また、金融機関は実績があるとかないとか言いだします。ゆえに、不動産投資1年目で実績をつくりました。あえてお金を金融機関から借り入れせずに実績をつくったのが肝かもしれません。

まとめ

上記の思考実験では不動産投資をはじめて無理のない状態で7年後には月20万円の収入になりました。年収では240万円です。ここでは収入としていますが、正確にはキャッシュフローが20万円になったとしています。

月々5万円づつの積立をはじめてから17年で到達しました。