こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。
不動産投資 なぜ自分でやらない
僕も不思議に思ったことあります。例えば株式投資とか不動産投資。不動産投資では思惑を持って不動産を購入します。株式投資でも同じだと思うのです。
この株の株価上がるであろうという思惑で株を購入する。不動産投資では数ある不動産から、この不動産を選択した。そして購入する。なぜ数ある不動産からこの不動産を選んだのか。ここが最大の思惑です。なぜなら利益になるから。
とするなら、なぜこの不動産を売却する人がいるのか。売却せずに元の不動産の持ち主は持ち続けるべきではないのか。
株式も同じで、株を売却する人がいて、この株を購入できる。株を購入する人は利益になるであろうから株を購入する。みすみす利益になるものを売却する人がいるなんておかしいのではないか。
で、どうなるの
僕、不動産投資家が集まるパーティに参加したことあります。20名ぐらいが集まっていました。自己紹介から始まってあれこれ皆それぞれで雑談するような場でした。
半数が不動産投資家で4分の1ぐらいが不動産仲介業者さんでした。残りが今から不動産投資をしようかなぁと思っている人でした。
名刺交換しました。僕は名刺交換して電話がかかってくるのが嫌なので僕の名刺には電話番号は記載していません。訪ねて来られるのも嫌なので住所も記載していません。この不動産投資家が集まるパーティには何も期待していませんでした。名刺交換相手は僕になにやら質問してきます。こんな時間が過ぎました。皆の話も聞けました。楽しい時間でした。
で、どうしたの
後日、僕の住所も電話番号もメールアドレスも書いていない名刺から僕を見つけてくれた人いました。どうして見つけたのと聞きました。ネットで検索して探しまくったらしいです。で、フェイスブックで僕のページを見つけてくれました。
フェイスブック経由でメッセージが届きました。不動産仲介業者さんでした。仲介したい物件があるから現地見にいきませんかとうお誘いでした。
現地見にいきました。どんぴしゃの物件でした。僕に取りましてはストライクゾーン。正に打ち頃の玉って感じでした。すぐに買付いれました。購入しました。この仲介業者さんとは現在まで2度のご縁があります。
僕は利益が出ると感じたからこの仲介業者さんから不動産を仲介してもらって購入しました。とするならなぜ、この仲介業者さんが自分でこの不動産を持たないのか。または、この不動産の元の持ち主がなぜ持ち続けないのか。
僕の長年の疑問が解けました。結論はキャッシュポイントが違うから。金を得る時期とか瞬間とか、方法が違うから。
- 仲介業者さん
- 元の持ち主さん
- 僕
1.仲介業者さん
売り主と買い主とのやり取りや、買付入れるとか入れないとか。銀行融資がどうのこうのとか。現地下見するとか。境界線明示がおかしいとか。敷地から隣の木がはみ出てるとか。水道管が破裂してるとか。誰が責任取るねんとか。
これらの問題を解決するために、いろいろ動くと思うのです。しかしこれは動いているだけでキャッシュポイントではありません。あくまでキャッシュポイントに導くための過程です。
これらの面倒を経てやっと買付です。しかしこれで完結するのではありません。融資特約入れている場合は気を許せません。銀行融資が付かないと契約にならないのですからね。
銀行融資審査も経て契約、決済となります。仲介業者さんのキャッシュポイントは売り主と買い主の売買が成立した瞬間です。
2.元の持ち主さん
ここからは僕の想像でしかないのですが、元の持ち主さんは何らかの事情で不動産を手放す決心をしたことは間違いありません。不動産業者から不動産を購入する以外は売り主の多くは不動産に対して素人です。売り主の一生の内に2回も3回も不動産を売却する機会がないのです。想像でしかないのはいちいち売主さんに売却する理由を聞かないからです。契約や決済の場では買い主の立場で売り主に売却理由は聞けるような雰囲気ではありません。仲介業者さんも微妙な感じなので売却理由を聞かない場合も多いと思います。
僕が今まで経験してきた売り主さんは、例えば相続した土地を売却してお金にかえたいとか。会社解散するので不動産を売却してお金にして、そのお金を皆で分けるとか。負債の精算に使うとか。売り主や債権者がその不動産の任意売却を選択して任意売却先が僕であるとか。
長年駐車場経営をしていて、もう管理するのが大変なので不動産を売却してそのお金で老後を過ごすとか。
先日は、元々売り主が自宅を建築して終の棲家にしようとしていた土地を、あれこれ事情があって僕が購入したというのがありました。このあれこれ事情が聞けないのです。ま、聞く必要もないですが。
感覚的に不動産をビジネスとして売買していない人達はあまりおめでたい理由では不動産を売却しない感じには観察できます。この部分をどぎつく表現すると人の弱みにつけ込んで不動産を購入したと言われても仕方ない感じもするときがあります。ゆえに売り主から不動産を売却する理由を聞けないし、聞かないのを旨としているかもしれません。
売り主さんのキャッシュポイントは、不動産を売却する瞬間です。
3.僕
不動産投資をしている訳ですから、この不動産を購入して転売する瞬間または、家賃収入を得る瞬間です。
で、どうするの
不動産投資をする人たちの廻りにはいろいろな思惑の人たちがいます。不動産を売却する人、不動産を購入する人。不動産を仲介してくれる人。不動産登記をしてくれる人。不動産を購入する人にお金を貸してくれる人。それぞれのキャッシュポイントが違うだけです。職業には貴賤はありません。
まとめ
不動産投資をなぜ自分でしないのか。自分でしなくて第三者に勧めている不動産営業マンいます。彼らと不動産投資家ではそれぞれのキャッシュポイントが違うだけです。
不動産投資家は不動産投資をしたいから不動産投資をしている。不動産営業マンは不動産営業をしたいから不動産営業をしている。
これは、サッカー選手になぜ野球せえへんのと聞くことと同意と僕は思います。結論はサッカーしたいからサッカーしてるだけやと返答があると思います。僕ならそう答えます。