起業【なぜ日当相場を調べたか】

どうされましたか

ボスになったが何かしなければ食えない。僕の将来職業を選択する為に職人の日当相場調べたことを別のブログに書きました。

なぜ職人の日当相場を調べたのか。

こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。

職人の日当相場を調べた理由を記します。きっかけはウォークマンなんですよ。

起業 なぜ職人の日当相場を調べたのか

僕の職業はボスになると決めました。これ豊かな人を観察した結果です。職種には豊かさの差異はないけれども。ボスであるか否かには明確に豊かさの差異があるとの観察結果です。

しかしボスだけでは飯食えません。何か具体的に金を稼ぐことをしなければ無職のプー太郎になります。

いろいろ本を読んだり実社会を観察したりしてました。動物園のボス猿を観察した話は別のブログに書きました。

具体的観察対象がない

これは困った。で、思い出したのが僕高校生のときに発売されたsonyウォークマンです。あまりの衝撃にその場の景色がかわったのを覚えています。耳にイヤフォンを入れた瞬間。今では当たり前に音楽を聞くスタイルですが。

ほんと衝撃でした

びっくりしたのでいったいウォークマンを開発した人はどんな人なのか。sonyと言う会社はどんな会社なのか。なぜこんな衝撃的な商品を開発出来たのか。高校生でしたので僕、僕が出来ることはこれらを取材した雑誌とかウォークマン関連の書籍を読むことぐらいでした。

で、大量にこれらの書籍を買い込んで読みました

sonyはトランジスタラジオで有名でした。小型のラジオです。それまではsonyではなく東京通信工業株式会社と言う名前でした。トランジスタラジオを世界販売するのに会社名まで変えました。今で言う処のブランディングですね。創業者は井深大さんと盛田昭夫さんです。

その次の社長が僕と同性の大賀典雄さん。大賀さんはもともと音楽家でsonyの商品を使っていてその商品にクレームをつけたのがsonyとの繋がったとのこと。

音楽家をしてなおかつsonyの仕事をする。で、社長になる。

異端中の異端ですね。他の本にはプライベートジェットでsonyの経営幹部が乗っている。創業者の井深さん森田さん。でそのプライベートジェットを操縦してたのがこの大賀典雄さん。どれだけ異端やねんぐらい異端ですね。

その中の雑誌か書籍でウォークマンの歯車を作っている会社の記事を目にしました。昔のウォークマンは機械仕掛けで動いていたのです。モーターがあって歯車があってそれらを組み合わせてカセットテープを廻していました。

その歯車をつくっている会社は時計会社の下請けで、厳しく歯車の精度を要求されていたとのこと。

そしてあまりにも単価が安かったことが記事になっていました

この歯車の会社はこのまま時計会社の下請けでは先が見えないので新しい販売先を探していた。で、sonyに行き着くのです。sonyもタイミングよくウォークマンを開発中。時計会社の下請け歯車会社の歯車が採用される。

ここまでは良くある話です。僕が感激したのはここからなんですが。歯車会社は時計会社に歯車納品するのとソニーに納品するのでは同じ歯車でも単価が違うことが記事になっていました。

同じものを販売しても販売単価が違う

なぜなら販売先が違うから。

で、どうなるの

あ、これやと思いました。高校生の僕が出来ることと言えばものをつくること。お金もないのでものを仕入れて売る発想は得ませんでした。ものをつくると言うても職業としてものをつくったことはありません。果たして僕のものつくりの技量は職業としてのレベルに達しているのか。

で、どうしたの

で、職人の日当相場を調べたのです。僕は最初は職人の日当は同じと思っていました。現実はほぼ同じでした。あの頃で日当1万5000円。今は2万円ぐらいか。大工も左官もタイル屋も同じ。木工の職人もペンキ屋も同じ。彼らはどこにその技術を売りに行ってるのか。

それは建築の業界に職人は技術を売っている

業界が同じであれば単価も同じではないか。ウォークマンの歯車会社も最初は時計の歯車を納品する為に時計の業界に販売してた。それをsonyにかえると販売単価は高くなった。僕ももし僕のものつくりの技量がプロのレベルに達していたなら建築業界以外の業界に僕の技量を売りに行くのはどうなのか。

で、モーターボートやヨットの業界を見つけたのです

日当相場を調べたらまだ新しい業界なので日当相場は形成されてなかった。で、僕がその日当相場をつくりました。当時の職人の日当相場の4倍の6万円。これ僕がその頃出来たことの精一杯でした。

また最近の本ではあのappleのSteve Jobsがお手本にした会社はsonyとも記載されていました。Steve Jobsもウォークマンに衝撃を受けたひとり。ま、僕と同じと言えば同じなんでしょうがこれは大天才と凡人の差。

Steve Jobsはウォークマンに衝撃を受けて、iPodを開発。その流れでiphoneを発明。世界の文化を創造した人。

僕はウォークマンに衝撃を受けて職人の日当相場を調べる。日当6万円。

今から思えばあまりにも違いすぎる。Steve Jobsと比べるのもおこがましいですが、これが才能の差なんでしょうね。改めてsonyもSteve Jobsも井深さんも森田さんも大賀典雄さんも異端ですね。こんな人に敵うわけない。

しかしこれは高校生のときから観察していたことなのですが。例えばプロボクサーの世界では世界チャンピオンでないと飯食えない。日本チャンピオンでは食えない。ゴルフの世界でも日本中にいる数多くのトーナメントプロの中でも上位にいなければ飯食えない。プロ野球選手もそうですよね。競争社会で勝ち抜いた人でないとそもそもプロ野球選手になれない。プロ野球選手になってもその中で熾烈な競争がある。テレビに写っているのは限られた選ばれた選手です。相撲の世界も幕内にならないと給金が出ない。

で、どうするの

これに比べる訳ではないですが、事業の世界は割と食える。感覚的に事業の世界はそれなりにその事業家の器によって事業規模がかわるだけで、器さえ守っていればそれなりに食える。

街のタバコ屋も魚屋も豆腐屋も食えてる。彼らが大企業を目指すとまた方向性が違うような気がする。これが器のように思うのです。

まとめ

で、僕も僕の器さえ守っていれば食えるのではないか。日当6万円あれば何とかなるのではないか。

で、何とかなりました。食えるようになりました。

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