こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。
不動産投資 不動産会社
意外や不動産会社は不動産投資していません。同様に不動産会社の社員も不動産投資をしていません。もちろん例外もありますよ。
不動産業者の会合に参加させてもらうと、感覚的に不動産会社は7割ぐらい不動産投資していない感じです。では何をしているのか。
不動産会社は、不動産投資家のお手伝いをしている場合が多いように感じます。または一般居客の住宅を探したり店舗を探したり。
具体的には不動産会社の仕事を一覧してみます。
- 売買不動産の仲介
- 不動産の管理
- 仲介不動産の仲介
- 不動産投資
- 地上げ
で、どうなるの
具体的に記載してみます。
1.売買不動産の仲介
不動産を売却したい人と不動産を購買したい人の仲介です。これもいろいろ応用編があるようです。潜在的に不動産を欲している不動産投資家のお抱えの不動産業者もいます。
手数料として、売り手と買い手それぞれに、物件価格の3%+6万円+消費税です。
一般の方がお家を探す場合も不動産業者のお世話になります。ひと昔前なら新聞折込チラシとかで目ぼしい不動産を見つけて、不動産業者を訪ねたりしました。この新聞折込チラシは未だに重要な情報発信と情報受信の媒体になっています。
一昨年に僕が購入した戸建てはこの新聞折込チラシで見つけました。たまたま今僕が住んでいる家の近くに不動産欲しいなぁと思っていた処でした。僕の自宅から徒歩5分ぐらいの場所にありました。さっそく新聞折込チラシに記載されていた不動産業者さんに電話連絡し、現地で待ち合わせしました。
僕の会社も不動産免許を持っています。これらのことを相手の不動産業者に伝えた上、僕はこの仲介業者さんのいちお客さんとして仲介手数料を満額支払い、この折込チラシで見つけた不動産を仲介してもらい購入しました。
この場合は、僕が買い手であるので買い手として仲介手数料を不動産業者さんに支払います。
2.不動産の管理
管理というてもいろいろあります。ざっくり2種類あるように思います。
1つ目は、
分譲マンションなどの管理業務を委託されている不動業者あります。これらは、マンションの共用部分の清掃とかエレベーターの定期点検とか。防犯関係の管理とか。分譲マンションの管理組合の管理とか。有名な処ではゼネコン系とか電力系とか鉄道系とかいわれている管理会社です。
2つ目は、
店子の管理です。家賃の集金業務とか。店子からの要望やクレームに対処したりされています。
手数料は、店子の管理の場合は家賃の数%が相場です。
3.仲介不動産の仲介
不動産投資をしている投資家が店子までは探せません。探してもらうのは不動産業者さんです。駅前にある賃貸仲介業者さんです。彼らが店子の管理までしてくれる場合もあります。物件そのものの管理もされている場合もあります。
店子を選定して、仲介されます。必要であれば家賃保証会社との契約の紹介もされます。部屋内の保険などの代理業もされている場合も多いです。
手数料は家賃の一ヶ月分です。
4.不動産投資
一部の不動産業者は自ら不動産投資をしています。どこまでを投資というのかが微妙です。なぜなら、車屋さんは車を購入して売却する。これを車投資とはいわないと思うのです。
同じく、不動産屋さんが不動産を購入して売却する。これは十分に不動産投資です。なぜなら、車や他の商品と不動産を比べると、一旦不動産を購入するには経費がかかり過ぎるのです。このかかり過ぎる経費を支払ってでも不動産を購入している訳ですから、普通の売買とは違う利益の考え方をされています。この部分が不動産投資になり得ます。不動産は一旦自身で購入しなくても、仲介するだけで3%の手数料収入になるのですからね。
5.地上げ
地上げも不動産投資のひとつであるように思います。しかし未だに僕は副業で不動産投資をしている人は数多くおられますが、副業で地上げ屋をしている人を見たことないです。それぐらい地上げ屋は難しい職業だと思います。
で、どうしたの
僕の場合は、自身の欲する不動産のイメージを知り合いの不動産業者さんに伝えています。不動産業者さんからの情報を得ることが出来るようにしています。
手持ち不動産を売却するときも、知り合いの不動産業者さんに声をかけます。どこから探してきているのか分かりませんが必ず購入する人を探してくださいます。こればかりは、さすがにプロやなぁといつも感心しています。
で、どうするの
不動産投資をしようと志す場合、不動産業者さんには必ずお世話になります。不動産を購入するときも、購入した後管理をお願いするときも、店子の仲介をお願いするときも、最終的にこの不動産を売却するときも。
僕が知る限り、これらの不動産業者さんへの手数料を出し渋る人います。店子を付けるのに仲介手数料を出し渋って大家さん自ら賃貸借契約書を手書きで作成した人いました。この手書き契約書が間違えていて、僕に何とかしてくれというてきた大家さんいます。結局何とかならず、店子有利な契約で更新されました。
僕、市場価値6億円の土地の仲介に入ったことあります。この土地の所有者が仲介手数料を出し渋ったことありました。結局は6億円もの価値のある土地を4億円で売却していました。あほやなぁと思いました。仲介手数料さえ出せば、廻りの不動産業者は6億円で購入する客を仲介するのにね。
ゆえに、不動産業者さんに支払う手数料を出し渋ったりしないようにしてください。手数料以上の益は必ずあります。
まとめ
不動産投資をする場合、必ずお世話になるのが不動産業者です。彼らの存在意義はその手数料にあります。必ず満額の手数料を支払うようにしてください。