こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。
不動産投資 目的
まさか人の為に不動産投資している人いないと思います。僕も人の為に不動産投資していません。店子の為に不動産投資しているかというとそうでもない。ここ正直な処です。
不動産投資はビジネスなのでビジネス目線で店子の為になるように最大のことはしています。しかしこれは手段であって目的ではないような気がします。具体的には店子の為に他の物件と比べても店子有利になるように配慮しています。同規模の物件で同価格であれば他と比べて広いとか。対応が俊敏とか。
僕の場合はたまたま扶養する必要のある家族やその他の人が多く僕の廻りにいたのが不動産投資をする目的でした。身体を丈夫に産んでもらっているお陰で身体が動けば生活は何とかなるように思いました。実際何とかなっています。
しかしもし僕の身体が動かないことになれば大騒ぎしなければならなくなるのは、身体が動かなくなる前に分かります。幸い、こんな思いをしてもうだいぶ月日が経ちますが元気に過ごしています。
どちらかと言えば僕の場合は積極的に不動産投資をした訳ではなく、限られた選択肢の中から消去法で不動産投資を選びました。
で、どうなるの
どのような消去法なのか。ここは目的と非常に密接のように思います。
まず、僕は年も若くてお金もない状態でした。上記の扶養も含めて相当大きなお金が毎月必要な状態でした。学生時代の同級生をみて、良いなぁと思ったことあります。なぜなら、初任給16万円で就職している訳ですから。
僕の場合は初任給16万円が例えその倍頂いてもまったく足りませんでした。ゆえに就職するという選択肢は最初からありませんでした。就職という選択肢はなくなりました。
では自営をしようと考えました。しかし自営というても労働集約的な仕事にならざるを得ませんでした。なぜなら僕には何の実績もスキルもありませから。ゆえに単価が高いと思われる知的労働的な仕事の選択肢はなくなりました。
労働集約的な仕事の極限は職人仕事であろうと考えました。で、職人の日当を調べました。その頃1万5000円でした。今でも2万円ぐらいでしょう。僕が例え2万円日当でもらっても僕の生活は維持できません。扶養家族いますからね。労働集約的な職人仕事の選択肢もなくなりました。
で、どうしたの
この路線で職業を選択しても僕は無職になるだけということが途中で気が付きました。
頭脳労働的な仕事もだめ、労働集約的な仕事もだめ。再度観察しました。殆どの職人仕事の日当は2万円まででした。調べればあるものでして、ヨットやモーターボートをつくる仕事の日当相場はまだ新しい仕事であるので日当相場が形成されていないことを発見しました。
で、僕は労働集約的な仕事であるけれども日当相場がまだ形成されていないモーターボートをつくる仕事につきました。最初は日当6万円ぐらいからスタートしました。すぐに日当15万円ぐらいになりました。これなら何とか生活できます。
この仕事をしつつ、もし僕の身体が止まったら生活出来ないなぁと思いました。で、身体を使わずに生活出来る方策を練りました。
で、どうするの
頭に浮かんだのは投資です。しかし投資というてもしたことないですし。今のようにネットの時代でもない。情報が極端に薄い感じでした。
株式投資を研究しました。グランビルの法則とか移動平均線とか。ボリンジャーバンドのジョン・ボリンジャー氏とか。1980年代です。
何だかかよく分かりませんでした。分かったことは、株式投資で生活するにはお金が必要ということです。毎月定額に積立投資するのも方策の一つですが、それとて投資であっていつかは株式を売って現金にかえなければなりません。
これを毎月の収入にするには相当な額で株式投資をしなければなりません。株式投資の醍醐味は長期投資で積立投資を知りました。しかし僕の目的である毎月生活する為の生活費を得る目的とは少し違うように感じました。大きなお金がないので、借りた金で株式投資をしたらどうなるのかを考察行動しました。結論として、株式投資をする目的の為に金融機関はお金を貸してくれないことも知りました。これで株式投資をするという選択肢もなくなりました。
まとめ
僕には投資は無理やなぁと思っていました。まず手元にお金がない。生活費が必要。どうしたものか。再度市場を観察しつつ書店で投資関係の本を大量に購入しました。何が良書で何が良書でないかの判断も出来ません。
ゆえに大量に購入して大量に読むしか方策はありませんでした。その中の1冊に邱永漢の著作がありました。株式投資から事業投資、不動産投資のことが記載されていました。
文章も分かりやすく何の実績も経験もない僕が読んでも理解できました。邱永漢の著作の大方を購入して貪り読みました。
何となく僕にも出来そうな気がしました。お金がなければ借りてくれば良い。株式投資では借りたお金で投資は無理ですが、不動産投資では借りたお金で投資は可能であることを知りました。
僕の不動産投資の目的は生活をする為です。