こんにちは。大賀信幸です。すべては観察から始まる。
不動産投資 売却
僕は、売却目的の不動産と収益目的の不動産は明確に分けています。僕の得意なのは収益目的の不動産です。これがま、売却目的の不動産は未だにいつ売却すれば良いのか。そもそも売却目的の不動産を購入すべきか否かを決めかねています。
収益目的の不動産を売却した経験はあまりありません。売却目的の不動産を売却せずに保持している経験もありません。
結論としては、それぞれの目的ごとに不動産を購入し、転売かまたは運用しています。言葉にすると簡単なのですが、行動に移すとなると相当難儀な感じがします。
特に売却目的の不動産は難しく感じます。
で、どうなるの
ひょっとして、不動産って車屋さんに比べると相当有利な商品かもしれません。車というても中古車ですが、中古車屋さんを観察すると、中古車を仕入れる。クリーニングする。修理箇所を直す。整備する。
ここまでは、不動産と同じように思います。不動産では、不動産を仕入れる。クリーニングする。修理箇所を直す。またはリフォームする。
車屋さんと不動産と明確に違う点は、家賃収入があるか否かです。不動産の場合は売却出来なくても保持しているだけでインカムゲインである家賃収入を得ることができます。
車屋さんは減価償却分、償却されるだです。つまり車の価値そのものが減っていく。
とするなら、不動産の売却はもし売却先が見つからなくても家賃収入を得ることが出来るので精神的に楽なようにも思います。
で、どうしたの
しかしなぜだか僕には荷が重い感じがします。理由は簡単で、金額が大きいのでびびっているのでしょうね。それと売却価格を決めかねているのかもしれません。結局相場で購入して相場で販売するしか方策はないのですが。
不動産を売却するのに、新聞折り込みチラシを打ったこともあります。当然webページを作成して売却情報を記載しています。
地域の不動産屋さんに営業をしたこともあります。販売代理店にお願いしたこともあります。しかし何だかうまく行かない感じがしました。
で、どうするの
結局は現地看板が一番の影響力があります。現地看板に連絡先を記載しているとすぐに電話が鳴ったりします。
こんな例もありました。
何だかご縁があり、大阪市内の商業地で不動産を購入しました。購入価格が高いとか安いとかの問題ではなく、その地域は、不動産の売却情報が出るとすぐに買い手がつくような感じでした。
最初は収益物件を建築する予定でした。自社物件にする予定でした。自社物件というても僕の会社の事務所の移転も考えるような場所でした。
設計も今から考える。どんな建築物にしようかなぁ。自社の事務所に使用するなら、どんな設計にしようかなぁ。単純に第三者を対象とした収益物件なら、住居系が良いのかなぁ。
僕は珍しく目的を明確に決めずにこの不動産を購入してしまいました。築古の建築物も建築されていました。そもそも解体しようかどうかも思案中でした。
コロナ前でしたので、民泊や小さな宿泊施設も候補に上がっていました。どうしたものか。
建物の前に他の車を違法駐車されるのも嫌なので、この建物に僕の会社の連絡先を貼り付けました。単純に建物のシャッターの上に紙を貼り付けただけ。このシャッター車出入りします。駐車禁止的な紙でした。
この紙に、明確に所有者おるでという意味で僕の会社の名前と連絡先を記載しました。紙をシャッターに貼り付けたその日の夕方にもう既にこの不動産売却してくれとの電話が入りました。
まだ僕、まったく何もしていない状態です。不動産を購入して、建物のシャッターに紙を貼り付けただけ。この貼り付けもうちの会社のスタッフに頼みました。
電話してきた人にいろいろ話をききました。どうしても自社で使いたい。ビルを建てたい。そんなこと言われてもなぁ、何て思いました。なぜなら、僕の目的は電話してきた人と同じでしたから。
結局、結論はこの不動産を売却することに決めました。相手の熱心さに負けた感がありました。それと僕の仕事を理解してくれて、設計はうちの事務所に頼んでくれました。
この不動産の転売例を横目で見ている人がいるとするなら、大賀は不動産の転売の天才やなぁと感じたはずです。なぜならこの不動産の購入から売却決定まで、1日しか経っていないのですからね。
これは偶然の産物でした。売却価格もこちらの提案が通りました。作為的にこのようなタイミングやクライアントの出現は無理のように思います。つまり再現性がないまったくの偶然のように思います。
まとめ
不動産の売却は難しい。上記の例は再現性がないと思います。しかし過去の経験では、どうやら販売を決めてから売却するまでの期間は長めに取るのが良いように思います。そして、売却の意志は現地の看板や現地の案内が最大の効果を発揮するようにも思います。
ついつい、売却すると売り急ぎ感が出てしまいます。つまり相場より安価に売却せねばならぬと勝手に思ってしまいます。ここ、僕不動産の売却が不得意な理由です。